お通夜の意味

こんばんは。

 

北九州市八幡西区で葬儀を執り行っている寄り添い処こころです。

 

最近は様々な葬儀の形があります。

 

家族葬が主流ではありますが、通夜を行いわない一日葬もあります。

 

さて、少し前までは当たり前のように執り行われていたお通夜。

皆様はお通夜の意味をご存知でしょうか？

 

このお話はあるご家族の葬儀の際にお寺さんがお話しされていた内容です。

うろ覚えなところもありますが印象に残った言葉をお伝えしたいと思います。

 

お通夜はただ形式の為だけに行うものではありません。お通夜には2つの意味があります。

元々は、夜通し行うもので亡くなった方を見送る側の人間が懐かしみ想いながら慎む為の時間です。

また、通夜を通して命に恵まれたからには必ず訪れる死について感じる為でもあるのです。

人はいつかは必ず死にます。でも生きてるうちは他人の死は感じるものの、誰も自分の死については考えないのです。

でもそうではないんです、何度も言いますが命を頂いたからには必ず死が訪れる。

年齢は関係ないんです。だから精一杯生き、生涯を終えた故人様を通して自分の死を考える。

そして、故人様との思い出話を皆でする。そんな時間、意味があるのです。

 

とお話しされておられ、大変印象に残りました。

 

現代は何でも簡略化が進んでいますが、昔ながらの良い文化も残していきたいなと思った瞬間でした。

 

 

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