「北九州市」家族葬にかける想い

こんにちは。
北九州市を中心に自宅で家族葬を執り行っている
家族葬こころです。

 

本日はこの仕事をしていて思う事を赤裸々にお話ししたいと思います。

 

葬儀を執り行うにあたって辛いなって思うことありますか？
と、ご質問いただくことがあります。

 

辛いなと思うことはありません。

 

正直なところ、私たちはあくまでも黒子だと思っています。
なので、必要以上に感情移入はいたしません。

 

感情移入し過ぎると私たちも泣いてしまって
ご家族に寄り添うことができないからです。

 

この仕事をするにあたって「辛い」とは
思いませんが、自分たちの無力さにシュンとしてしまう事はあります。

 

どんな時に無力さを感じるのか
それは、ご家族がどうにもならない気持ちを抱えたままの葬儀です。

 

例えば不慮の事故だったり急死だったりです。

こんな時は本当にまさか！という状況ですので、
ご家族もパニックですし、私たちも何とお声がけしていいのか大変迷います。

 

通夜、告別式と日を追うごとに冷静さは多少なりとは戻ってきますが、

ご家族の頭の中も気持ちもグルグルしています。

 

家族葬を執り行いながらもありきたりな言葉しか出てこず
ご家族にお声掛けできない事もあります。

 

「頑張ってください」なんて口が裂けても言えませんし言いたくもありません。

「大丈夫ですよ」もそんな無責任な事言えません。

 

そうなると私たちはご家族が話をしてくれるタイミングで
うんうん。と静かに話を聞くしかできないのです。

 

これはきっと永遠の課題だと思います。

 

一つとして同じ家族葬はないですからね。
日々勉強です。

 

家族葬の度に
満足いく葬儀ができただろうか？
少しでも背中を押す事はできただろうか？
後悔なく葬儀ができただろうか？
と自問自答しております。

 

これからも寄り添う事に精力を注ぎたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。